はいこんにちは!ぱる(@palulog)です。
私の友達にすごーく絵が上手い子(@yukiel0)がいるのですが、先日ご飯を食べたとき「あること」に悩んでいました。
[voice icon="https://palulog.com/wp-content/uploads/2017/08/eru-icon.png" name="侑城エル" type="l"]タダで「絵描いてよ」って言われるのがツラい……[/voice]
好きなことを仕事にしている人や趣味がある人は「ちょっとやってよ!」ってタダで仕事を頼まれることありませんか?
その友達に最近描いた絵を見せてもらうと、そのクオリティの高さに驚くと同時に「こんな素敵な絵を描ける人にタダで頼むなんて……」となんだか怒りまでこみ上げてきました。
うちの子ちゃんの設定できた~
謎が多い謎っ子情報屋さんです(^O^)#オリジナル #うちの子 pic.twitter.com/tag5mTAd25
— 侑城エル (@yukiel0) 2017年7月17日
今回は「タダで仕事を頼む人の心理」を分析したうえで「タダで仕事を頼んでくる人の断り方」について書いてみました。
最終的には「断る」で良いのですが、一歩立ち止まって「なんで人はタダで仕事を頼むのだろう?」ということから考えていこうと思います。
これを読めば、またタダで仕事を頼まれたときの対処法がわかるようになるハズ。
それでは見ていきましょー!
タダで仕事を頼む人の心理
まずはじめに、「人はなぜタダで仕事を頼むのだろう?」ということについて考えてみましょう。
私はその心理は下記の2点にあると考えました。
[aside type="boader"]
- 人の「時間」の価値をわかっていない
- その「技術」の価値をわかっていない
[/aside]
ひとつずつ見ていきます◎
心理①人の「時間」の価値をわかっていない
1つめは【人の「時間」の価値をわかっていない】という点について。
これに関しては非常に理解しがたいのですが、知り合いだからってその人の「時間」の価値をわかっていない。会社で働くにしても、バイトをするにしても、フリーランスとして自分でお金を稼ぐにしても、少なからず「時間」という概念は関わってきます。
会社で働くときは、週に40時間という労働時間の原則があります。そして残業で決められた労働時間を超える場合は残業代がきちんと支払われます。
バイトは一番わかりやすく、「時給」「日給」といった時間に比例してお金が支払われます。
フリーランスだって「この仕事はこのくらいの時間が必要」と見積もったうえで仕事を受けている場合も多いはずです。
それなのに「知り合い」というだけで「時間」の概念が消え去れています。不思議。
心理②その「技術」の価値をわかっていない
2つめは【その「技術」の価値をわかっていない】という点について。
そもそも技術ってなんだろう。
1 物事を取り扱ったり処理したりする際の方法や手段。また、それを行うわざ。「技術を磨く」「高度な表現技術」
2 科学の研究成果を生かして人間生活に役立たせる方法。「先端技術の導入」「産業界における技術革命」
出典:デジタル大辞泉
その仕事をするための手段・方法を技術といいます。
イラストレーターを例にあげると、「人の構造の理解」から「illustrator等のソフトの使い方」「画材の使い方」まで本当にたくさんのことが技術と言えます。人の構造を理解していないと動きのある人の絵は描けないし、デジタルならその使用しているソフトの使い方・アナログなら画材の使い方もマスターしていなければ絵が描けません。
その技術を手に入れるまで、非常にたくさんの時間をかけていますし、お金だって使っています。
絵が描けるようになるまで、どれだけ多くの技術が必要なのかわかっていないんです。
タダで仕事を頼む側にも仕方がない理由はある
タダで仕事を頼む人の心理は次の2点だ!と書きました。
[aside type="boader"]
- 人の「時間」の価値をわかっていない
- その「技術」の価値をわかっていない
[/aside]
「信じられない!ぷんぷん」と怒る前に、ちょっと立ち止まって考えてみましょう。
たとえばハンドメイドが趣味のママ。
子供には手作りの巾着袋を持たせたり、かばんまで作ってしまうこともあるとしましょう。それも1つ2つではなく、目につく持ち物の大部分がハンドメイドだったら?まわりからは「簡単になんでも作れてしまう人」だと思われてるかもしれません。
少しずれますが、ギャンブルで毎回勝つ人。
「勝ったんならおごってよ!」と言ってしまう人は結構いるんじゃないでしょうか?昔の私はそうでした。簡単にお金が増えて、たまたま増えたんだろうって思ってしまいますよね。
残念ながらなんでも器用に・上手にこなしてしまう人ほど、その努力って伝わりにくいんです。
「これを作るためにこんなに努力したんだ!」とわざわざいう人はいませんし、どちらかというと好きなことは得意げに言いたくありませんか?
そして人間は嫉妬する生き物なので、「そんな簡単にできるならやってよ!」って思ってしまうものです。
もちろんどうしようもないくらい相手のことを考えられない人もいますが、理解すればわかってくれる人もたくさんいます。
最初から「タダで仕事を頼んでくるなんて失礼だ!もう縁切る!」なんて言わずに、こちらからも歩みよってみてから決めませんか?
自分の考え=相手も理解しているとは限りません。常識はあんまりないけど、素質がある人もいっぱいいます。最初から突き放してしまうのは少しもったいないなと思いました。
まずは、自分の仕事について伝えてあげる
もしなにか仕事を頼まれたら、まずはその仕事について伝えてみましょう。
具体的には、次の4点。
[aside type="boader"]
- 必要なもの
- 必要な時間
- 仕事の流れ
- お金について
[/aside]
例えばあなたは手芸が趣味で、編み物が得意だとします。
「この毛糸でちゃちゃーっとセーターを編んでくれない?」と言われたら?
まず【必要なもの】を伝えます。
セーターの大きさに対して、もし毛糸が足りていない場合は必要な毛糸の量を。型紙も必要ですから、どこの長さが必要なのか、などなど。
次に【必要な時間】を伝えます。
調べてみましたが、セーターを編むには慣れている人でも1か月はかかるそうですね……。おそらくどれくらい時間かかるのか理解してない人が多いはずなので、これを伝えるだけでも効果的。
そして【仕事の流れ】を伝えます。
必要なものを用意するところから、どんな工程で編んでいくのかなどなど。
最後に【お金について】。
相場でも良いですし、もし自分で編んだセーターを売った経験があるならその値段でも良いです。結論は「買ったほうが安いよ」。
タダで仕事を頼まれたときの断り方
さきほど述べたように、自分の仕事について「こんなに大変なの……」と伝われば、あきらめる人は多いと思います。
ただ鈍感な人もいるので、改めて断り方を考えてみましょう。
①見積もりをだす
仕事について説明したにもかかわらず、ぼけーっと聞いている人に向けて改めて強く押す方法です。
[voice icon="https://palulog.com/wp-content/uploads/2017/07/IMG_2811.png" name="ぱる" type="l"]「じゃあこれをやるためには~(必要な道具、時間を考慮して)、○○円になるけど大丈夫?」[/voice]
②やり方を教える
こちらも同じく仕事の大変さを理解してない様子の人に気づかせる方法です。
[voice icon="https://palulog.com/wp-content/uploads/2017/07/IMG_2811.png" name="ぱる" type="l"]「教えることならできるから、自分でやってみたらどう?まずこれを揃えて(必要な道具)、これくらいかかるから(必要な時間)大変だけど、頑張ってみる?」[/voice]
あまりにも態度が悪い・しつこい人には、遠慮せず断ってOK
やんわり断ったにもかかわらず「そんなこと言わないでやってよ!!」と言ってくる人にはもう付き合う必要はありません。
仕方なく引き受けてしまったら最後。また同じような頼みに悩まされる可能性は高いです。
ここまで伝えてもなおタダで仕事を頼む人は、常識がありません。
あなたはそんな人に悩んで消耗する必要はないんですよ。
おわりに:自分を過小評価してタダで仕事をしてはいけない。自信をもって断っていいんだよ。
とにかく私が伝えたいのは「タダで仕事を頼まれても迷わず断ってよい」ということ。
あなたは「すごい!」と思われてるから頼まれるちゃうんです。自分を過小評価しないでください。自信をもって断ってください。
「でも自分よりすごい人はたくさんいるし、プロでもないし……」そんなネガティブに考えないで。すごくなければ頼んできません。
タダで頼んでくる人は、
[aside type="boader"]
- 人の「時間」の価値をわかっていない
- その「技術」の価値をわかっていない
[/aside]
それだけ。わからないんです。
だからまずは自分の仕事を伝えてあげる。
[aside type="boader"]
- 必要なもの
- 必要な時間
- 仕事の流れ
- お金について
[/aside]
伝わっていないようならやんわりと断ります。具体的には、
[aside type="boader"]
- 見積もりをだす
- やり方を教える
[/aside]
それでもタダで仕事を頼もうとする人は「理解する気のない」「常識がない」人なので、関わる必要はありません。遠慮せず断りましょう。
あなたが気持ちよく好きなことをして生きていけますように。ぱる(@palulog)でした!